家造りの基礎知識【基礎工事編】その42018/05/28
配筋が沈まないように底にスペーサーを敷いていきます。
拡大すると、
これでコンクリートの重みで配筋が沈んでしまうのを防いでいます。
基礎の下地であるベタコンクリート部分の配筋が出来ると、次は立上り部分の基礎の配筋を作っていきます。立上りの配筋は主に間仕切り壁の直下であるため家の間取りが見えてきます(‘ω’)ノ
31日にベタコンクリートを打つ予定なのでしばらく基礎はお休みです。その代わり、水道業者やガス業者、電気業者が外部へ配管を通すために「スリーブ」という部材を取り付ける時間でもあります。
家の間取りが決まっていれば水廻りの位置や電気配線の内容なども大まかに決まっているはずなのでそれぞれの位置にスリーブを配置していきます。給水用や排水用などで色々な太さのスリーブがあります。
これがスリーブです。正式には「基礎貫通スリーブ」と言います。
排水または給水が必要な部分に取り付けていきます。
1軒のお家でおよそ5~6個の排水スリーブ、2~3個の給水スリーブが必要です。
取り付けるとこんな感じです。これは排水用ですね。
こちらが給水用です。
また、後々になりますが外構計画で電灯を立てたり、電気自動車の充電用コンセントがガレージに欲しいなどで電源を必要とする場合にも先行してスリーブを入れておくと地中に配管を埋設できるので見た目がすっきりします。
これが電気配線用に入れたスリーブです。今回太陽光発電がガレージ屋根に設置されるので、太い配線が通せるФ75の物を使用しました。通常のコンセント程度であればФ50以下で全然大丈夫です(‘ω’)ノ
電気配線用のスリーブと給排水のスリーブは出来るだけ交錯しない位置関係が良いですね。外部の下水道配管の取り回しのことも考えておくと後の庭の計画がよりしやすくなると思います。
さて、明日はいよいよベタコンクリート施工です!天気が心配ですがなんとかもってくれたらなぁ(*_*;